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1.印刷ではRGBモードではなくCMYKモードを使用するのはどうしてですか?

RGBは加法混色を使用します。つまり、等量のRGB色を重ねると、オフホワイトができ、重ね続けることで明るくなっていきます。これは光の3原色の性質です。一般的にはモニター、スキャナーなどのデバイスで使用されています。
その反面、CMYKは減法混色を使います。重ねることで色が濃くなっていきます。これが色の三原色(CMY)であり、絵の具やインクなどが所有する性質であります。一般的に4色印刷および印刷で使用されています。RGBは色域が大きく、CMYKは色域が小さいため、RGBの一部の色はCMYKで表現できないこともあります。
印刷ではCMY + Kの4色混合により出力するするため、原稿デザインの段階では、ソフトウェアのカラーモードをCMYKに設定する必要があり、ファイルで使用されるカラー値もCMYKに設定することで、印刷する実物の色を一致させることができます。原稿をRGBに設定してしまいますと、CMYK印刷に変換するときに最も近い色しか選択できないため、最終的な製品に大きな色の違いが生じます。

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